眼科の待ち時間が長いことは、
覚悟していました。
月曜日の午前中ですし、
その病院は初診だったので。
ただ、診察室へ呼ばれるまでの間に
想定外の出来事があり、
一日経った今でも戸惑っています。
「ごめんなさい、覚えていません。」
という患者本人の正直な申告ではなく、
看護師が予測した捏造データを
医師に伝えてしまう・・・
恐ろしいと思うのは、
私だけでしょうか?
目が痛かゆいし瞼も腫れてかゆい
先週土曜日の午後から
目の中や目のキワに痒みが出始め、
日曜日には瞼や涙袋も腫れ、
目の中も周りも我慢できないほど
痒くなってしまいました。
私は3週間程前に、
土地勘の無い所へ引っ越したばかり。
Googleマップで徒歩圏内の眼科を探し、
月曜日の朝9時半には受付を済ませ、
待合室で待っていました。
ここから診察室に呼ばれる
11時50分頃までが、
地獄のような辛い時間だったのです。
初診なので問診票を書く→2枚必要
目が炎症を起こしているので、
当然、コンタクトではなく、
眼鏡で眼科へ行ったわけですが、
普段はコンタクトを使用しています。
問診票は今回の症状や
アレルギーの有無などを
記入するものが1枚。
そしてコンタクト使用者用の
問診票も1枚渡されました。
文字を読むのも辛いほど
目が痛痒い状態でしたが、
自覚症状を正確に伝えるため、
時間をかけて書いたのです。
コンタクト用の問診票
コンタクト使用者用の問診票。
これがなかなか手強い。
現在のコンタクトレンズの
使用頻度等は問題ありません。
最後にコンタクトを購入した
販売店や所在地、購入年月日、
レンズのメーカー名と商品名、種類。
さらに受診した眼科の名前と所在地、
最後の検診の年月日、検診の頻度。
随分、細かい所まで、
書く必要があるんだなとは思いましたが、
財布の中に診察券やポイントカードを
まだ入れたままにしていたので、
見ながら正確に書きました。
初めて買ったコンタクトの情報!?
ただ、頭を悩ませたのはこの後。
初めてコンタクトを購入した年齢、
販売店や所在地、購入年月日、
レンズのメーカー名と商品名、
種類、眼科の名前と所在地を
記入する項目です。
15年以上も前のことなんて、
正確には覚えていませんよ。
微かに覚えているのは・・・
19歳か20歳に埼玉県内の眼科で
ハードコンタクトを勧められたが、
黒目が大きすぎるという理由から
特注で作ることとなり、
バイト代が飛んだことだけ。
仕方が無いので、
覚えていることだけ書き、
受付に問診票2枚を渡しました。
覚えていない部分は、
書いていない旨を伝えたのですが、
問題無いとのことで安心し、
待合室で待っていました。
待ち時間50分で看護師に呼ばれた
待合室で待つこと50分、
思っていたよりも早く
看護師さんに呼ばれ、
ほっとしたのは一瞬のこと。
「書いてもらったことについて
聞きたいことがあるので
こちらに座って下さい。」
と待合室の端にある
椅子に座るよう指示されました。
やっぱり覚えていなくて、
空欄を埋められなかった項目が
マズいのかなと思っていたら、
40代後半~50代前半位に見える
ベテラン女性看護師さんの聞き取りは、
それとは別のことだったのです。
看護師さん、絵を描き始める
印刷したコピー用紙の裏面を
10等分位に切ったメモ用紙を
看護師さんは3枚ほど持って来て、
何も言わずに突然、
私の両目の絵を描き始めました。
私は眼鏡をかけていたので、
目の状態が見えなかったのでしょう、
レンズを覗き込むように、
私に顔を近付けてきたのです。
「眼鏡、外しましょうか?」
と私が言わなければ、
どんどん接近してきたはず。
正直、寒気がしたのですが、
描き終わるまで3分位、待ちました。
看護師さん、聞き取りを始める
最初の聞き取りは今の症状について。
問診票へ書いた内容と
全く同じことを質問されたので、
スムーズに答えられました。
ここまでは良いのです。
問題はこの先。
問診票には無い項目です。
市販の目薬についての聞き取り
普段、目薬を使う習慣があるか、
目薬の購入年月日、メーカー、
商品名、使用頻度について
尋ねられました。
いつも同じ目薬を使っているので、
商品名やメーカー、使用頻度は
たまたま覚えていたものの、
購入年月日は覚えていません。
目薬が少なくなったタイミングで
ドラッグストアで買うので、
その旨を伝えたら、
持って来たのはカレンダー。
「どうにか思い出せませんか?」
困りました。
レシートはファイリングしているので、
家に帰ればわかりますが、
カレンダーを見ても思い出せません。
日付は覚えていませんが、
9月中の土曜日に買ったと思う、
とだけ答えました。
でも、これは序の口。
更に聞き取りが続きます。
人生で初めて市販の目薬を使った日
「では、生まれて初めて
市販の目薬を使ったのは何歳で、
何の目薬をどの位の頻度で、
いつからいつまで使いましたか?」
・・・知らないよ、そんなの。
と言いたいのを我慢して、
「ごめんなさい、覚えていません。
子供の頃だとは思いますが。」
と私は答えました。
でも、許してくれない看護師さん。
「子供の頃というのは、
具体的に何歳の頃ですか?
その位はわかりますよね?」
覚えていないものを
適当に答える筋合いは無いので、
「ごめんなさい、覚えていません。」
と繰り返し答えました。
看護師さん、答えを捏造
「じゃあ、子供の頃なら、
小学校3年生位ですね。
良いですか?それで?」
『子供の頃=小学校3年生』
という図式を成立させ、
答えを捏造する看護師さんの言葉に
耳を疑ってしまいました。
でも、ただでさえ目が痒過ぎて辛いのに、
細かい聞き取りに疲れた私は、
「もう、それでいいです。」
と答えてしまったのです。
「ごめんなさいね、
先生に聞くように言われているので。」
と看護師さんは謝りましたが・・・
答えを捏造してまで、
具体的に医師へ伝えなければならない
過去の情報なんて無意味なのでは?
と思うのは私だけでしょうか。
看護師さん、答えを捏造し続ける
看護師さんからは他にも
問診票に書かれていない項目を
いろいろと聞かれました。
でも、一番驚いたのは、
私が今年3月に発症した
目の炎症に関すること。
その時のブログがこちらです。
今回の症状とは違うものですが、
私は3月にも目に複数の炎症を起こし、
当時は引っ越す前なので、
今回とは別の眼科に行っていました。
お薬手帳の受取を頑なに拒否
私はお薬手帳を持っていたので、
受付で保険証と共に渡したのですが、
お薬手帳は必要ないと返却され、
看護師さんからの聞き取り時も、
手元にある状態。
3月に処方された薬を聞かれたので、
お薬手帳の該当ページを開いて
渡したのですが、受取拒否。
該当ページを見ながら、
なぜかコピー用紙の裏面に
薬の名前を書き写していたのです。
時間の無駄だよねと思いつつ、
書き終わるのを待っていたら、
聞き取りが始まって。
尋問のような聞き取りが始まる
「2種類の薬が出ていますが、
それぞれ何月何日から何月何日まで
使っていたか教えて下さい。」
昨日は11月6日、当時は3月18日。
薬の処方日から使い始めたのは、
はっきりと覚えています。
ただ、最終使用日までは、
覚えていませんし、
お薬手帳を見てわかるのは、
・軟膏が1日1回、回数変更可。
・点眼液が1日4回、よくなれば減らす。
ということだけなので、
正直にその旨を伝えました。
「本当に覚えていませんか?
5月の連休の時には使いましたか?」
「ごめんなさい、本当に覚えていません。
記憶力が悪くて申し訳ありません。」
「5月の連休のことくらいは、
覚えていませんか?」
「はい、ごめんなさい。」
「じゃあ、連休までは、
使ったということにしますから。」
これで聞き取りは終わりました。
感染症の疑いのある人用の席へ移動
聞き取りが終わった後、
看護師さんから言われたのは、
「感染症の可能性がある患者さんは、
他の患者さんにうつる可能性があるので、
他の患者さんから離れた席で
待ってもらっているので案内します。」
ということ。
え!?50分待った後、
30分も聞き取りされていたけど、
普通の待合室で・・・。
聞き取りしていた隣の椅子だった
案内されたのは仕切りも無く、
他の患者さんが、
待合室へ行くために必ず通る
通路に3つ置かれた椅子でした。
それも聞き取りされていた椅子の
隣に置いてある椅子。
何かしら意味があるのでしょうから、
指示に従い待つことに。
目の痒みに耐えながら、
20分前後待っていたら、
看護師さんに声を掛けられます。
尋問のような聞き取り、続く
「ゆきさん、ちょっと良いですか?」
突然、看護師さんに下の名前で呼ばれ、
少し戸惑いました。
「3月に○○眼科さんから出たお薬ですが、
何月何日まで使ったか、
本当に覚えていませんか?」
先程、看護師さん自身が、
5月の連休まで使ったことに決め、
終わった話を掘り返してきたのです。
具体的な日付を捏造する看護師
「出たお薬は○○と○○ですから、
通常は6本ずつ出るはずです。
そう考えると毎日使ったとして、
6月9日まで使ったことになりますから、
それで良いですか?」
なぜか日付を断定してきました。
私の記憶によれば、
医師から処方されたのは、
軟膏は1本、点眼液は3本か4本。
6本ずつの根拠は不明ですが、
間違った情報を断定してきたので、
はっきりと否定したのです。
お薬手帳の確認すら不十分
すると看護師さんは、
「あれ?これ軟膏?」
と驚いた様子。
あの・・・
あなたお薬手帳、
書き写していましたよね?
誰がどう見ても「軟膏」と
書かれているのですが。
イライラを通り越して、
呆れてしまいましたが、
心の声を抑えて、
「はい、軟膏は1本です。
点眼液は3本か4本ですね。
お薬手帳、お渡ししますが。」
とお薬手帳を手渡すも、
また受取を拒否し、
手帳の該当ページを再度見て、
書き写し直していました。
捏造情報を1枚の紙にまとめるらしい
それでも結局、私の話は無視で、
「6月9日前後まで使ったということで、
先生にお伝えしますから。 」
さらにコピー用紙の裏を使ったメモ、
7枚を私に見せながら、
「こんなに先生に伝えることがあるので、
私はこれから1枚の紙に
まとめなければなりません。」
と言い、立ち去っていきました。
10分後、また看護師さん来る
10分後、看護師さんがまた来て、
「ゆきさん、先生からも
私が聞いたこと全部を
聞かれると思いますから、
同じことで面倒でも答えて下さい。」
とだけ声を掛けていきました。
他の患者さんにも、
同じように声を掛けていたので、
初診の方は皆さん、
私と同じ思いをしているのでしょう。
どうでもいいけど、
早く、痒みと炎症を抑える目薬を
私に処方してくれ・・・
耐えられないのだよ、痒みに。
11時50分、診察室に呼ばれた
病院に来たのが9時30分、
数々の尋問のような聞き取りを経て、
診察室に呼ばれたのは11時50分。
看護師さんの予告通り、
聞き取りの内容全部を
先生からも尋ねられるのかと思うと、
正直、うんざりしてしまいますが、
覚悟はしていました。
ところが問診票の内容も、
看護師さんからの尋問の内容も
全く聞かれることは無く、
先生は両目を診察。
「結膜炎ですね。
水曜日か木曜日にまた、
目の状態を見せに来て下さい。
お薬出しますから、
回数を守って使って下さいね。」
「あと、その使用頻度だと、
2週間の使い捨てコンタクトでは、
割高だと思いますけど。」
先生から言われたのはこれだけ。
診察は3分前後で終わりました。
拍子抜けしてしまいましたが、
ようやく帰って目薬を使えると思い、
会計を待つために指定された
感染症の疑いのある人用の椅子で、
待っていたのです。
まだ聞くことあるの?
会計を待っていたら、
先程のベテラン看護師さんが来て、
薬の説明をしてくれたのですが、
最後に言われたのは、
「水曜日か木曜日に来る時に、
薬をどのくらい使ったのか、
必ず聞きますので、
覚えていないということは、
絶対無いようにして下さい。」
とのこと。
あのさ、15年前のことは忘れても、
さすがに直近2,3日のことは、
覚えていますよ、私でも(-_-;)
かなり記憶力の無い人間だと
思われてしまったのでしょうね。
若い看護師さんがやって来た
ベテラン看護師が去って5分後、
今度は若い看護師さんが来て、
やっと会計だと思いきや、
まさかの質問。
「コンタクトの洗浄液は、
何を使っていますか?
商品名を教えて下さい。」
もう、勘弁してよ・・・
早く、帰らせてよ・・・
今日、コンタクトの検診で
眼科に来たわけじゃないんだけど・・・
「ごめんなさい。
名前はど忘れしてしまいましたが、
透明のボトルで500ml入って
ドラッグストアで700円前後で
買えるものを使っています。」
と答えるのが精一杯でした。
その後、コンタクトの洗い方を聞かれ、
説明したらそれで良かったようで、
若い看護師さんは、
定位置に戻ったのです。
それから10分ほど待った後、
会計を済ませ、
調剤薬局で薬を受け取り、
ようやく家に帰りました。
覚えていないと正直に言うのはダメ?
15年以上前のことや、
7ヶ月以上前のことを
覚えていなかった私。
記憶力が悪いのかもしれませんが、
覚えていないことを、
正直に覚えていないと言うことは、
悪いことなのでしょうか?
看護師が過去の経験からの想像だけで
情報を捏造し医師に報告する方が、
よっぽど酷いと思うのは、
私だけでしょうか?
私が経験したことは、
世間一般的に見て普通のこと?
これから年齢を重ねて、
記憶力が落ちていく中で、
誰しもが過去のことを
詳細に説明できるとは思えません。
ここまで求められるのであれば、
早急にマイナンバー等で、
各医療機関の情報を連携し、
どこの医療機関を受診しても
既往歴がわかるようにして欲しいものです。
医師に捏造情報を
伝えられるなんてとんでもない話。
非常に憤りを感じていますし、
残念でなりません。
明日の午前中に同じ眼科へ行くのですが、
どんな対応をされるのでしょうかね・・・。
悔しいので目薬を使った時刻は、
しっかりメモしていますよ。
以上、長々とした愚痴に
お付き合いいただき、
ありがとうございましたm(__)m