食用ほおずきをベランダの
プランターで育てています。
見た目がかわいいので、
見ているだけでも癒されるのですが、
味も南国フルーツみたいな感じで、
甘酸っぱくて美味しいのです。
育て方も簡単で手がかからないのも、
ズボラな私向けかな。
でも、ただ一つだけ難しいのが、
食べ頃の見極め方。
2年連続で育ててみて、
何となくわかってきた気がするのですが・・・
食用ほおずきと観賞用ほおずきは違う
よく見かける鉢植えの
オレンジ色のほおずきは観賞用。
Wikipediaによれば・・・
・観賞用 (園芸) 品種
- 毒性及び苦みがあり食用にならない。
引用元:ホオズキ - Wikipedia
ということで、観賞用と食用は
葉や実の形は似ているものの、
全く別物なんですね。
私が育てているのは食用。
最初はこんな感じで緑色のガクに
緑色の実が包まれているのですが・・・
熟すとオレンジ色ではなく、
まるで枯れたように見える
茶黄色っぽいガクに変わります。
観賞用のような鮮やかな
オレンジ色にはならないのが
見た目の大きな違いですね。
この食用ほおずきですが、
実は別名が多すぎるのです。
食用ほおずきの別名が多すぎる
食用ほおずきという呼び方が、
広く知られているようですが、
実は別名が多すぎて、
正直、最初は同じものなのか、
違うものなのかわかりませんでした。
・食用ほおずき
・ほおずきトマト
・西洋ほおずき
・インカベリー
・ゴールデンベリー
・ストロベリートマト
・キャンディーランタン
これ、全部同じものです。
もっと呼び名があった気がしますが、
思い付くだけでも7種類。
多すぎますよね。
食用ほおずきの品種
別名が多いと言っても実は、
次の3つは食用ほおずきの品種名。
・ゴールデンベリー
・ストロベリートマト
・キャンディーランタン
私が育てている食用ほおずきの
品種は「ゴールデンベリー」です。
食用ほおずきはスーパーフードだった
健康マニアの人は、
もうお気付きかもしれません。
2016年5月、スーパーフードとして、
「世界一受けたい授業」で紹介された
ゴールデンベリーと同じもの。
生ではなくドライフルーツのような感じで、
売られていることが多いですよね。
私がゴールデンベリーの苗を
ホームセンターで買ったのは、
テレビで紹介される1ヶ月前。
スーパーフードと知らずに、
苗を買っていたわけです。
食用ほおずきの苗を植えたのは去年
実は今年、食用ほおずきが育つ予定は
全くありませんでした。
と言うのも、苗を買って植えたのは去年で、
数は少ないものの収穫し、
もう終わったものだとばかり
思っていたからです。
今年は恐らく転勤で
引っ越すことになるはずなので、
種を蒔いたのはオクラと青じそ、
謎の花だけでした。
ところがプランターを見ると、
植えたはずのない食用ほおずきが、
元気に育ち始めたのですよ。
それも去年の倍以上。
去年、収穫時期がよくわからず、
かなり実を落としてしまっていたので、
種がたくさんこぼれたのでしょう。
手をかけなくても育つ作物なので、
どんどん成長してくれたんですね。
食用ほおずきの育て方は簡単で楽チン
食用ほおずきは苗からしか
育てたことはありませんが、
今年、去年落ちた種から
勝手に育ったことを考えれば、
種からでも手をかけずに育つということ。
私がやったことと言えば、
毎日の水遣りくらいでしょうか。
食用ほおずきの小さな花
食用ほおずきは成長すると、
こんなに小さな花を咲かせます。
直径1㎝も無いくらいの大きさなので、
見落としてしまうこともしばしば。
白くて中が少し黄色っぽい、
とてもかわいらしい花ですね。
支柱で支える必要はある
あとはミニトマトのように、
背が高く成長するので、
ある程度育ったら
支柱で支える必要はあります。
支えが無くても育ちますが、
太陽の光に向かって、
地を這うように倒れてしまいますよ。
実が付いたら水遣りの回数を増やす
実が付くまでは、
1日1回の水遣りで十分で、
忘れる日があっても平気なほど。
でも、実が付いてからは、
1日1回だけでは足りませんね。
特に食用ほおずきは、
春に植えて夏から秋にかけてが
収穫時期になるので、
実が付くのは暑い時期。
私は朝と夕方の2回、
毎日、水遣りをしていますよ。
それで今まさに、
たくさん実が付いているのですが・・・
ガクから勝手に実が出ることもある
基本的に食用ほおずきは、
ガクに包まれた状態で、
熟していくのですが、
たまに勝手に実が出ることもあります。
ガクがほおずきの実の帽子みたいに
上に上がってしまうんですね。
これは熟していないので、
まだ食べられない実です。
去年は実の数自体が少なかったからか、
勝手に実が出てしまうことは
無かったのですが、
今年は結構こんな現象が多いのですよ。
とりあえずこのままにして、
日光に当てているのですが、
トマトのように色付くわけでもないので、
観賞用になってしまいそうです。
それで肝心の食べ頃の話。
食用ほおずきの食べ頃は?
食用ほおずきはガクが緑のうちは、
まだ全く熟していないので、
食べ頃ではありません。
成長していくとガクに包まれたまま
実がどんどん下に落ちていくのですが、
食べ頃で落ちるわけでも無いのですよ。
単純に風が強くて落ちているみたい。
緑色のまま落ちるものも多いので。
土の上に落ちていたものを
拾って来たのですが、
色合いもバラバラですよね。
でも、ガクが緑色から変われば、
もう食べることはできます。
完熟だと黄色になるのですが・・・
ガクは和紙のように薄くて柔らかいので、
手で簡単に剥くことができ、
ガクがなるべく茶色っぽいものを
選んで剥いてみたのですが・・・
それでもまだ緑色。
よく見ると薄っすら黄色です。
でも、去年、今年と収穫しましたが、
ベランダでのプランター栽培では、
この色が限界のようですね。
日当たりが良いわけでは無いので。
ガクが茶色くカラッカラに
枯れたような状態になるまで、
枝に残ることはありませんでした。
完熟だと真っ黄色になると、
苗を買った時に書いてありましたよ。
気になる味ですが・・・
食用ほおずきの食べ方と味
食用ほおずきの食べ方ですが、
ガクを剥いて中の実を取り出し、
水で洗えば生で食べられます。
実はとても小さくて、
ミニトマトと比べると・・・
こんな感じでミニトマトの
半分にも満たない大きさですね。
半分に切ったものを拡大。
中に小さな黄色い種がびっしり。
このまま全部食べられますよ。
ゴールデンベリーの味は?
食用ほおずきゴールデンベリーの味は、
パイナップルの味に近い、
フルーティーで甘酸っぱい味で、
とても美味しいです。
ちょっぴりフルーツトマトにも
似ている感じですね。
完熟でなくてもこの美味しさなので、
真っ黄色になれば、
もっとフルーティーなのでしょう。
一度食べると、ハマる味ですね。
生で食べる以外の食べ方
私は生でそのまま食べますが、
大量に収穫できると、
ジャムにする人も多いみたい。
基本的にはミニトマトの食べ方と
全く同じですね。
最後に
今年育てる予定は無かったものの、
水遣りしていただけで、どんどん成長し、
美味しい実をつけてくれた
スーパーフードゴールデンベリー。
ちなみに使っている土は、
100均ダイソーで去年買った、
野菜用の培養土です。
それでもこれだけ成長するのですから、
ズボラでも家庭菜園初心者でも
簡単に育てられる作物だということ。
味もとても美味しいですし、
栄養たっぷりなので、
来年の春にホームセンターで
種か苗を見つけたら、
育ててみてはいかがでしょうか。
ミニトマトよりも簡単なので、
個人的にはお勧めです。