片栗粉をちゃんと使いこなすのって、
意外と難しいな~って思いませんか?
10月4日放送のNHKあさイチのスゴ技Qは、
「驚き!かたくり粉ワールド」。
※放送内容を追記しました。
記事の後半を見て下さいね。
片栗粉を使う時のコツを覚えるだけで、
いつもの料理がプロ級に早変わりする、
というから楽しみ!
そして北海道小清水町の郷土料理の、
でんぷんだんごを絶品にするコツが、
気になるんです・・・。
「でんぷんだんご」って、知っていますか?
でんぷんだんごってどういうもの?
でんぷんだんごとは、
北海道小清水町の郷土料理で、
片栗粉と煮豆を使って作るお菓子。
帰省しました。小清水のB級グルメのでんぷんだんご。やはりこの型ですね。 pic.twitter.com/TMgHXCqnts
— かなたこやきすきぃ (@kanatakotako) 2015年7月12日
小清水町の特産品はジャガイモで、
ジャガイモのでんぷんでできた、
片栗粉の産地なんだとか。
でんぷんだんごが郷土料理として、
広まるようになったのは、
1940年頃にじゃがいもの貯蔵期間を長くしようと、
作り始めたのがきっかけ。
農家の人々に受け継がれ、
郷土料理、ソウルフードになったのだそう。
世界一のだんごとしてギネス認定!
このでんぷんだんごですが、
普通のソウルフードとは違うんです!
なんと!「世界一のだんご」として、
ギネス記録に認定されていました。
世界一の大きさのでんぷんだんごが、
2011年2月にギネス認定され、
重さはなんと115.5kg\(^o^)/
これは凄い!
普通のでんぷんだんごの重さは、
100g前後だというので、
比べ物にならないほどの大きさなんです。
でんぷんだんごは、
どうやって作るのかというと・・・
でんぷんだんごの作り方
でんぷんだんごは煮豆から作ります。
というのも金時豆を煮る時に出る、
煮汁もでんぷんだんごを作るには、
欠かせないものだからです。
小清水町のでんぷんだんごの、
作り方は・・・
片栗粉(小清水町産のでんぷん)と、
煮豆、塩、煮豆の煮汁、
80度程度の熱湯をよく混ぜて、
丸くて平たい形を作ります。
油を引いた鉄板の上で焼けば完成!
詳しいレシピは、
「これぞ小清水!!実行委員会」さんの、
ホームページで確認できますよ。
ただ、煮豆を作るのに、
金時豆を一晩水に漬けて置き、
1時間ほど煮る必要があるので、
意外と手間がかかります。
自宅で簡単に作れるレシピを探してみました。
でんぷんだんごの超簡単レシピを発見!
北海道を離れてからも、
懐かしいソウルフードを食べたい!
でんぷんだんごがどんなものなのか、
実際に作ってみたい!
と思うなら・・・
やっぱり簡単にできるレシピがあれば、
助かりますよね。
クックパッドに片栗粉と甘納豆を使った、
簡単レシピがありましたよ!
煮豆の代わりに甘納豆を使うので、
煮豆を作る手間が省けて簡単!
甘納豆、片栗粉、水、お湯、砂糖があれば、
食べたい時にいつでも作れるので便利ですよね。
作り方も材料を全部混ぜて、
フライパンで両面を焼くだけという、
シンプルなものです。
食べてみたい!と思って、
甘納豆と片栗粉を買ってきたのですが・・・
あさイチで作るコツを紹介してくれる、
ということなので、
あさイチを見てから作ることにしました(^▽^;)
放送後に追記しますね。
この小清水町の郷土料理以外に、
あさイチでは普段の料理をレベルアップし、
プロ級にできる片栗粉の使いこなし術を、
たっぷり紹介してくれるとのこと。
水溶き片栗粉、上手に使いこなせていますか?
失敗しないとろみのつけ方
あんかけうどんや麻婆豆腐、中華飯など、
餡を使った料理が大好きな私は、
とろみをつけるために片栗粉を使いますが、
ダマになってしまうことも多々あります(-_-;)
片栗粉でとろみがつく仕組みは、
じゃがいものデンプンの糊化。
デンプンの中のアミロース、
アミロペクチンの粘り成分の働きで、
とろみがつくんです。
いつも料理が下手なくせに目分量で、
水溶き片栗粉を用意するので、
失敗してしまうんですよね(^▽^;)
とろみを上手につけるコツ
上手にとろみをつけるポイントは、
「水」と「加熱」にあるのだとか。
まず、水溶き片栗粉を作る割合は、
水1(少し多いぐらい):片栗粉1。
あー、水:片栗粉=2:1くらいで、
いつも作っていました・・・
水が多すぎると、
料理が水っぽくなったり、
温度が下がることで、
とろみがうまくつかない原因になるそうです。
水溶き片栗粉は入れる直前ではなく、
事前に作っておくのがポイント!
でんぷんに水分が十分吸収され、
上手くとろみがつくとのこと。
入れてからもコツがあって、
60度を超えた辺りから糊化が始まるので、
料理が煮立ったら一度火を止めるのが、
ダマができにくくなるコツ。
少しずつかき混ぜながら入れ、
再び火をつけたら中火にし、
ゆっくり加熱すれば、
プロ級のとろみがある料理になるそうですよ。
とろみがあってツヤツヤの餡ができます!
あさイチでは・・・
片栗粉の特性を存分に活かした、
とろみのつけ方や、
揚げ物に使う時の裏技なども、
たくさん紹介されますよ。
片栗粉を使いこなせるようになって、
ワンランク上の料理が作れるようになると、
嬉しいですよね(^O^)
放送終了後に番組内容と感想を
追記しますね!
追記(10月4日)
小清水町の郷土料理は、
でんぷんだんごが紹介されると思いきや、
いもだんごでしたね。
ごめんなさいm(__)m
あさイチで紹介された内容は・・・
とろみづけのスゴ技
・水溶き片栗粉を作るタイミング
使う30分以上前に作り置きするのがベスト。
片栗粉のでんぷん粒子には、
穴がたくさん開いていますが、
使う直前に水溶き片栗粉を作っても、
でんぷん粒子に水が行き渡らないのだとか。
ムラのない均一のとろみをつけるためには、
でんぷん粒子に水を均一に、
浸透させることが必要。
そのため、使う30分以上前に、
あらかじめ作り置きしましょう。
作り置きしたものはその日のうちに、
使い切ります。
どうしても使い切れない場合には、
密閉できるタッパーに入れて、
一晩置く程度が限界だそうです。
・水溶き片栗粉を入れるタイミング
スープ全体が沸騰してから弱火にし、
水溶き片栗粉を入れていきます。
中火で1分以上加熱し、
しっかりと熱を入れるのがポイント。
とろみはでんぷん粒子が壊れてできます。
しっかり熱を入れないとダマになるとのこと。
水溶き片栗粉の割合は、
片栗粉:水=1:2。
1:2で良かったんですね(^▽^;)
とろみをつける前の、
具材はかために調理しておきましょう。
唐揚げのサクサク感アップのスゴ技
なんと!片栗粉に水を混ぜたものを、
鶏肉にまぶして使うそうですよ。
片栗粉:水=2:1。
片栗粉に水を入れたら、
空気と水を全体に含ませるように、
片栗粉をもみほぐします。
すると細かいダマができるのですが、
このダマがサクサクになるポイント。
でんぷん粒子の表面に水の膜ができるので、
あられのようなサクサクができるそうです。
揚げ油の温度は180℃で、
4~5分が揚げ時間の目安ですよ。
北海道小清水町の「いもだんご」
北海道小清水町では、
片栗粉の原料、でんぷん専用じゃがいもの、
アーリースターチが特産品。
加熱すると糸が引いて、
食べると歯にまとわりつくくらい、
でんぷん含有量が多いのが特徴の、
珍しいじゃがいもです。
小清水町の人達は、
片栗粉(でんぷん)を5kgで買うほど、
日常に片栗粉は欠かせないものなんだとか。
そんな小清水町の郷土料理の一つに、
いもだんごがあります。
いもだんごのレシピ
じゃがいも3個を用意し、
皮を剥き一口サイズに切ります。
電子レンジで柔らかくなるまで加熱し、
じゃがいもを潰します。
人肌の温かさまで冷めたら、
片栗粉を大さじ3入れて、
粉っぽさがなくなるまで練りましょう。
棒状に丸めて1cm幅に切ったら、
フライパンで両面焼きます。
そのまま食べても良いし、
汁物に入れると、とろとろで、
中はつるっとして美味しいのだとか。
汁物に入れる時には、
いもだんごの真ん中をくぼませるのがポイント。
ソイミルクもちのレシピ
最後にスタジオでソイミルクもちという、
豆乳を使ったオリジナルレシピの
紹介がありました。
豆乳、砂糖、片栗粉をよく混ぜたら鍋に入れ、
混ぜながら加熱し、
よく冷やすだけで完成。
豆乳200cc、砂糖20g、片栗粉は30gですよ。