見た目の怪しさが満点「あけび」の食べ方、
パッと思いつきますか?
YouTubeをよくご覧になる方は、
最近見た!という人も多いかもしれません。
大人気ユーチューバー、ヒカキンさん、
あけびの食べる部分を間違ってました(^▽^;)
初めて食べるなら仕方ないよね。
謝罪動画まで出してて切なくなりましたよ。
でも、実はあけびは調理すれば、
丸ごと全部食べられるのですが・・・。
あけび食べたことありますか?
山などに自生している「あけび」は、
子供達のとっておきのおやつとして
昔から重宝されていたのだそう。
私も子供の頃、祖母の家の裏山で、
よく弟やいとこと遊んでいたんですが、
その時にあけびを見つけて、
大はしゃぎしていたものです。
甘くて美味しいですよね(*^-^*)
元々はどこの山にもある、
珍しくない果実だったのに、
時代の移り変わりとともに、
あけびを見かけることも少なくなりました。
今の時期、山歩きをする人達の、
楽しみの一つになっているのが、
あけびを見つけることなんだそう。
あけびと言えば特徴的なのは、
その見た目ですよね。
あけびの見た目が・・・
あけびの見た目は、
ちょっぴりグロテスク(^▽^;)
山に自生しているあけびは、
食べ頃を迎えると、ぱっくり実が開いて、
中からゼリー状の果肉と黒い種が顔を覗かせます。
他の植物に巻き付きながら、
成長していくつる性の植物なんですよね。
こんなに真紫色?!
それで私がヒカキンさんの動画を見て、
あけびの食べ方を間違ったこと以上に、
気になったのが色です。
あけびってあんなに真紫色???
もっと灰色がかった紫だったような、
気もしますが気のせいかな。
その動画がこれなのですが・・・
水洗いしたばかりで撮影したから、
あんなに真紫に見えるのかな?
特にヒカキンさんの左手の方のあけびが、
ものすごく濃い紫ですよね。
カメラや照明の関係かもしれませんが。
気になって調べてみたら、
あけびにも種類があるようで、
紫色の濃いものから薄い物、
そして着色しない白あけびもあるとのこと。
それで去年たべたあけびは、
色が白かったのか・・・。
で、ヒカキンさんは食べられる中身を取り除き、
紫の皮の部分をガブッと被りつき、
苦いとスーパーの人に訴えていたわけです。
本当に食べられる部分はというと・・・。
生のあけびの美味しい食べ方
ネットで調べた情報を頼りに、
あけびを食べて苦い思いをしたヒカキンさん。
翌日の動画で無事に甘い部分を、
味わえたようで本当に良かったです。
その動画はこちら。
このあけびの色は自然な感じがしますよね。
あけびを半分に切るとこんな感じ。
種の周りについている、
とろとろのゼリー状の果肉が、
甘くて美味しいんですよね。
種は食べずに出します。
食べても問題ないとのことですが、
消化できないから便秘気味になるみたい。
生であけびを食べる場合は、
このとろとろした果肉を食べますが、
調理さえすれば皮も食べられるのです。
あけびは皮も食べられる
ヒカキンさんが苦いと悶絶していた、
あけびの皮の部分は、
ゴーヤやピーマンのように、
苦みを楽しむ食材として調理できます。
アクがあるので、
アク抜きをしてからの調理が基本。
調理法も幅広く、油と好相性!
焼き物、揚げ物、炒め物、
何でも来いの便利な食材。
塩揉みしてアク抜きすれば、
煮物や蒸し物にも使えるとのこと。
あけびの皮の天ぷらが人気。
クックパッドにレシピもありましたよ。
薄いそぎ切りにしてから、
水にさらしてアク抜きし、
水気をしっかり切り衣をつけて揚げると、
とても美味しくなるんですって!
春には 「あけびの新芽」も食べられて、
こちらも天ぷらがオススメなんだとか。
つるは漢方薬の原料に!実と皮の栄養も凄い!
あけびのつる、葉、根、果実には
薬草としての効能があると、
古くから言われていて、
中でもつるは木通(もくつう)という名の生薬。
利尿作用や抗炎症作用があり、
『竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)』
などの漢方薬に使われているのだそう。
丸ごと薬として扱えるほどの
効能があったと知り、本当に驚きました。
果実にも皮の部分にも、
美肌効果のある「ビタミンC」
貧血予防の効果が期待出来る「葉酸」
高血圧を予防する「カリウム」が含まれています。
空腹を満たしていただけではなく、
あけびは健康を支えていたんですね。
木通と関木通は違う!
木通を試してみようかな、
という人に注意して欲しいことがあります。
よく似た名前の「関木通」、
というものがありますが、
関木通は腎臓障害を起こし得る成分も含まれる、
効能も使われる植物も全く違うもの。
でも、中国では関木通のことを、
木通と呼ぶこともあるそうなので、
日本の物を選ぶようにしましょう。
あけびの名前の由来
あけびという名前の由来も、諸説あります。
・熟すとぱかっと開くので、
「開け実」(あけみ)が訛った。
・赤い実をつけるので、
「赤実」「朱実」(あかみ)が訛った。
・熟して開いた実が、
あくびした口に似ていたから、
「あくび」と呼んでいたのが訛った。
というような名前の由来がありました。
そんなに意外性はありませんよね。
最後に
あけび、もし見かけることがあったら、
食べてみると良いですよ。
ヒカキンさんの動画がきっかけで、
あけびを初めて知った、
子供達も多いかもしれませんね。