「アイアムアヒーロー」ってマンガ知っていますか?
今年の4月に映画化したので、
気になってる人も多いかな。
この映画、女優人がとにかく可愛いと話題ですよね。
私のイチ押しは「比呂美」役の有村架純さん!
原作の比呂美が気になってしょうがないので、
この配役は嬉しい限り。
そんな私の気になるマンガ、
「アイアムアヒーロー」を紹介しますね。
映画見に行くつもりって人は
ネタバレもあるので要注意ですよ!
アイアムアヒーローとは
「アイアムアヒーロー」は、
週刊スピリッツで2009年から連載されています。
連載開始からすぐにマンガ大賞の候補作として、
名前が挙がるほどの注目度の高いマンガです。
映画も国際映画祭で受賞するなど、
かなりの話題作になっています。
主人公はおじさん!?
この作品の主人公は、
パッとしない35歳のちょいおじさん。
35歳でおじさんって失礼ですよね(^_^;)
でも・・・
女子高生の比呂美から見ると、
かなり頼りないおじさんの風貌なんです。
でもこういうタイプの男性、
現実にもたくさんいるかも(^▽^;)
先が見えなくて、
自分の殻に閉じこもる日常を送っています・・・。
そんな主人公「英雄」の住む世界が、
ある日、大変なことに!!
と、お話が進みますので、ネタバレが嫌な人は、
先に無料で試し読みしてみて下さいね(*^-^*)
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読みたい時にすぐ手に入るのでとっても便利ですよ(^O^)
アイアムアヒーローあらすじ
主人公の鈴木英雄(ひでお)は、売れないマンガ家。
若い頃に一度、自分のマンガが認められたものの、
それ以降、花開くことなく、
アシスタントのバイトで食いつなぐ毎日です。
英雄はネガティブ思考で、暗い気持ちが大きく、
些細な出来事も重く受け止めてしまいます。
自分の人生に行き詰まりを感じることばかり。
同じアルバイトにもバカにされ、
唯一の心の拠り所である恋人には暴言を吐かれる始末。
想像が膨らみ、
自身の妄想の世界に苦しめられたりもします。
自分の部屋での休息の時間でさえ、
妄想に苦しめられます。
この妄想の中で登場する怪物が、
今後、関わってくるのでしょうか?
このマンガの1巻では、このように、
英雄の日常が細かく描写されています。
どんな展開になるのか知ってから1巻を読むと、
あれ?って思うかもしれません(^_^;)
しかし最後に、
そんな英雄の日常とは到底かけ離れた、
妄想ですら追いつかない出来事が起こります。
ZQNの増殖で日常が様変わり・・・
妄想ですら追いつかない恐怖の出来事。
その恐怖の元は、
「ZQN(ゾキュン)」と呼ばれるゾンビ。
昔からあるゾンビの概念と一緒で、
噛まれた人間もゾンビになります。
次々と増殖していくZQN達。
ゾンビ化して理性を失い、
人間を襲い続ける元人間達という恐ろしい構図です。
とにかく、ゾンビが怖いですよ~(>_<)
英雄が初めてしっかりと目にしたゾンビは、
恋人の変わり果てた恐ろしい姿でした・・・。
ようやく、
町中で事件が報道されていることに気付く英雄。
恐怖とパニックで混乱したまま、
次々と起こる出来事から、ただただ逃げ続けます。
女子高生、比呂美との出逢い
そんな時、女子高生の早狩比呂美に出逢い、
二人は一緒に行動するようになります。
ゾンビから逃げるにはどうしたらいいのか?
倒さなければいけない存在なのか?
どうしたら自分達は生き残れるのか?
考えるべきことはたくさんありますが、
思考さえも止まる程の恐怖です。
くどいですが、
そのくらいゾンビの描写が恐ろしいです。
とにかく、逃げよう!という、
二人の気持ちがひしひしと伝わってきます。
逃げ続け、他の生存者との交流あり抗争ありで、
ZQNが何なのか?という結論には、
なかなかたどり着けません。
そんな中、驚きの展開が待ち受けていました。
比呂美がゾンビ化してしまうのです(>_<)
でも、英雄はそんな比呂美と共に、
旅を続けていくことになるのですが・・・。
比呂美と英雄について
ゾンビ化したにも関わらず、
英雄は比呂美を連れて逃げ続けます。
そんな比呂美と英雄の関係が、
作品に引き込まれたポイントです(*^-^*)
英雄のダメっぷりは、
かなりしっかり描かれていてツッコミどころ満載。
その反面、英雄が心の中にしっかりと持っている
オトコらしい部分も伝わってきます。
そんな、英雄の本質をしっかり感じ取ったのが、
女子高生の比呂美です。
比呂美の日常がだんだん明らかに・・・
比呂美は他の女子高生と比べて、
少しおとなしい性格。
パニックになる前の社会では、
仲間内でいじめに遭っていました。
そんな比呂美の日常も後に詳しく語られます。
それを知るまでは、割と平静でいられる
すこ~し不思議な女の子という印象でした。
でも、たくさんの抱えきれない程の感情を、
抱き続けていたんですね。
比呂美は、ゾンビ化した町や人にも動揺せず、
状況に応じて適切な対処や判断ができます。
でも、勘違いばかりで騒動を起こしてしまうことに。
不安定な思春期の女の子の気持ちが、
よく伝わってきます。
比呂美は、自分が苦しくても、
常に周りの人の気持ちまで考えてしまう。
芯の強さを持つ女の子です。
そんな比呂美と英雄の、
恋物語も描かれていますよ。
英雄とZQN化した比呂美との関係
比呂美はゾンビ化した赤ちゃんに噛まれ、
ZQNになってしまいます。
本来、理性を失い人間を襲うはずの、
ZQNなのですが・・・
比呂美は英雄を他のZQNから守る、
という行動を起こします。
二人の中にある、
一本の芯が強く惹かれあっていたからでしょうか?
比呂美はいじめの経験から、
冷めた感情も持っていました。
最初は英雄のダメっぷりにため息をつくばかり。
でも、本当の英雄がどんなことを考えているのか、
英雄の本質を見抜いていたんですね。
二人の揺れ動く心境がゆっくりと伝わってきて、
読み始めると止まらなくなります(^_^;)
少しずつ近づく二人の距離が、
何だかもどかしいです。
ちなみに映画では長澤まさみさんが演じている、
看護師の小田つぐみとの、
三角関係も歯がゆかったですよ(*^-^*)
ゾンビの描写はグロテスクで怖いけど、
比呂美がどうなるのか気になって、
ついつい読み進めてしまいます。
ZQNとは何なのか?の鍵を握っているのも、
比呂美のはず・・・。
比呂美の心を動かす唯一の存在が英雄。
ダメダメだった英雄が、
比呂美の英雄(えいゆう)になれるのか?
まさに「アイアムアヒーロー」ですね。
そして、ZQNの正体は?
今後がものすごく楽しみです(^O^)
映画について
映画化した「アイアムアヒーロー」は、
ヒットしていますが賛否両論のようですね。
原作にドハマりしている人には、
納得できない厳しい展開も沢山あります。
そしてZQNの答えやヒントも、
残念ながら映画では出てきません(^_^;)
なので映画を見た後に、
原作を読んでも十分楽しめますよ。
映画では、恐怖感を物凄く味わえます!
ZQNの映像が、かなりリアルです。
マンガの描写でもちょっと抵抗がある・・・
という人にはツライかも。
あと、映画では詳しく描かれていなかったのが、
マンガの1巻で語られた英雄の日常です。
マンガで英雄の日常を知った上で映画を見ると、
より英雄の心の葛藤を身近に感じられますよ。
現実がパニックになるという恐怖感や壮絶さは、
マンガの描写の方がインパクトが強いです。
映画も続編があるかどうかわかりませんが、
今は、マンガの続きを楽しみにしています。
一度読み始めるとドハマりしますよ・・・。