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今際の国のアリスの最終回に絶句!あらすじと感想

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「今際の国のアリス」っていうマンガ、

読んだことありますか?

 

週刊少年サンデーで連載されていた

麻生羽呂先生の作品です。

 

5年半もの月日を経て、

今年3月ついに最終回を迎えました。

 

気持ち良い最終回で、

読んで素敵な気分になれたので、

知らない人にもお勧めしたい作品です(*^_^*)

 

私なりにあらすじを紹介し、感想を綴ってみますね。

 

最終回を読んで絶句・・・

 

今までの話が、こんな風に繋がるのかっ!

と驚きでした。

 

現実離れした世界で展開されるストーリーだったのですが

きちんと収まる所に収まりました^^

 

全17巻で最終巻のコミックも4月に発売されています。

 

タイトルの中の「今際」という言葉に

魅かれて読み始めたのが最初です。

 

「今際の際(いまわのきわ)」って知ってますか?

人生の最期の時という意味の言葉です。

 

それが国?

どんな国!?

って思いませんか?

 

しかも、「アリス」って不思議の国の住人!?

と色々気になりました。

 

どんな話か気になったら、

ネットで無料試し読みするのもおすすめですよ。 

 

 

ネットで買う電子書籍は便利!

 

 

これから、あらすじと感想を書くので、

ネタバレが嫌な人は、

先に試し読みしてみて下さいね。

  

私が気になった「アリス」は

なんと主人公の男の子の名前です。

 

高校3年生の「有栖(アリス)良平(りょうへい)」君

と言います。

 

名字、カッコ良いですよね(*^_^*)

 

他にも「苅部(かるべ)」や「宇佐木(うさぎ)」など

特徴的な名前の登場人物がいっぱいです。

 

名前って作者の想いがぎゅっと

こもっていて楽しめる所ですよね。

 

そんな素敵な登場人物の名字は

カタカナで書かれ、呼び合っています。

 

 それだけでも不思議な感覚がありました。

 

でも、もっと独特の世界観を広げてくれるのは、

「ひらがな」の使い方でした。

 

「今際の国」で引き起こる出来事については、

本来カタカナ表記される言葉が、

ひらがなで書かれているんです。

 

ひらがなで書かれているだけで、

いつもと違う感じがします。

 

その物自体の意味が違うんじゃないか?

という感覚にさえなってしまうのが不思議な所。

 

例えば、「ゲーム」が「げえむ」と書かれたり、

「ハート」が「はあと」って書かれていたり。

 

物語の中でそう呼ばれているものが、

本当は何を表しているのかが掴み取れない!

 

そんな不思議な感覚で、

今際の国により引き込まれますよ^^

 

では、出だしだけあらすじをご紹介しますね。

 

今際の国のアリスのあらすじ

 

主人公のアリスはこれからの進路を考える時期の高校3年生。

教育者である厳しい父親の元で育ちました。

 

しかし、アリスは「自分は落ちこぼれ」であると語ります。

その比較対象となっているのは要領の良いアリスの弟です。

 

「これが親や先生に目をつけられない処世術だよ」

 

なんて悪い顔をしながら、

簡単に学年1位の成績をとってしまうような弟です。

 

アリスの親は結果を出す弟ばかり可愛がり、

兄弟を比較してアリスを責めます。

 

存在を否定され続けたアリスは幼い頃から悩みを抱えています。

 

「自分は何のために生きているのか」

という、答えを見つけることの難しい悩みです。

 

ある日、弟へのコンプレックスに耐え切れなくなり

アリスは友達の所へ向かいます。

 

同じように思春期の仲間達が集まり、

それぞれの悩みを吹き飛ばす様にバカ騒ぎします。

 

楽しい時間を過ごしながらも、

現実から目をそらしているという不安は消えません。

 

「どこでもいいからよ。どっか知らねー国にでも行きてーよな」

と、さびしく笑いながら本心をつぶやくアリス。

 

 

そんな時、朝の4時という時間にも関わらず

遠くで花火が上がります。

 

そのまぶしい花火の光がだんだん、

アリス達に近づいてきて・・・。

 

今際の国の物語は始まるのです。

 

 

この国では、毎日「げえむ」が開催されます。

命がけのげえむをくりあすると貰えるのが「びざ」です。

 

そこには、自分に充てられた日数が書かれています。

 

では、びざの切れた人間はどうなるのか?

 

命がけで、第一回目のげえむを逃げ切ったアリス達は

この国のルールを知ります。

 

アリスはびざの切れた人間の最後を

目の前で見ることになるのです。

 

これから自分達がどうなるのかを、

目にしたアリス。

 

生き残るにはあの命がけのげえむに参加し、

びざを増やし続けるしかないのです。

 

何もかも捨てたいと思っていたアリスが、

生死を目の前にしてどう変わっていくのか。

 

また、アリスと同じように今際の国へ

迷い込んだ人たちの過去は?未来は?

 

命がけのげえむを開催して、

るうるを提供しているのは、果たして誰なのか。

 

というような、お話ですね。

ちなみに最終回では、きちんと謎が解けますよ^^

 

今際の国のアリスを読んだ感想

 

私が読み進めて知りたいと思った所は、

アリスの才能です。

 

極限に追い詰められた時、

人は思考を停止してしまうのではないでしょうか。

 

しかし、アリスは違います。

 

追い込まれれば、追い込まれる程、

「なんでなんだ」と考え、考えて、考え抜きます。

 

同じ状況に立たされた人には見えない様な

一本の光の糸を見つけるんです。

 

アリスが最後の一本を手繰り寄せて

結果を導く瞬間が気持ちいいですね。(*^。^*)

 

自分の手に負えない状況に陥ると

すぐにパニックになってしまう私には

うらやましい限りの才能でした(ー_ー)!!

 

 

私が好きなのは最初に出てくるアリスの

幼少の頃のエピソードです。

 

 

いじめっ子に殴られているのに、

その振り下ろされた腕を見つめ、

その子の肩のホクロから、

毛が生えていることに気が付くのです。

 

そして、その話を皆に広めていじめっ子を撃退する、

という素晴らしい攻略の仕方をしたのが、

一緒に今際の国へ迷い込んでしまう

「苅部(かるべ)」です。

 

このアリスの才能を幼い頃から知っていたカルベが

アリスを引っ張っていってくれます。

 

 

今際の国には思春期の子供達だけではなく、

社会に疲れた大人も迷い込んでいます。

 

それぞれの人生を振り返りながら、それぞれの

「生きたい」という気持ちが強く書かれています。

 

私も頑張らなきゃ!

と前向きになれる作品です^^

 

最後に

 

げえむをくりあできないと「死」んでしまう、

少年が読んで大丈夫か?という作品です。

 

でも、「死」のシーンの描写は

そんなにひどくないですよ。

 

そこは、小学館だからですかね^^

血の描写が苦手な人でも大丈夫だと思います。

 

今際の国では、アリスの淡い恋心も芽生えます。

アリスが成長していく過程が本当に良いですよ(*^_^*)

 

そして、その人が負けちゃうのっ!?

というハラハラの展開で、読んでいて飽きません。

 

良かったら、試し読みしてみて下さいね。