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を読んで思ったのですが、
「星野リゾートが喫煙者を採用しないのは差別だ!」
って反論する人って絶対いると思うんですよね。
でもそれって「差別」じゃなくて「区別」だと思うんですよ。
星野リゾートが喫煙者を採用しない理由とは
星野リゾートはリゾート施設を運営している会社です。
テレビでも取り上げられる機会が多いので
ご存じの方もいらっしゃると思います。
その星野リゾートですが喫煙者は採用しないそうです。
私はタバコは大嫌いのでこのような意見に大賛成です。
星野リゾートが喫煙者を採用しないのは
3つの理由があるようです。
それぞれの内容を一部引用します。
作業効率
「喫煙者は血液中のニコチン含有量の減少により集中力を維持することができなくなります。
私のホテル業界での経験の中で、スタッフの集中力を維持させるため、勤務時間中に喫煙をさせる対応を行っているケースを何度も見てきました。
これはスタッフ本人の能力の問題ではなく、中毒症状という病理的な原因によるものであり、結果的に社員の潜在能力を低下させています。」
施設効率
「健康増進法の施行により、企業内の職場では分煙環境が必要になってきております。
しかし、リゾート事業においては、少しでもスペースがあるなら顧客へのサービスに当てるべきです。
採算性の理由から厨房や作業用のバックスペースも節約している時に、社員の喫煙場所に投資するのは利益を圧迫することになります。」
職場環境
「喫煙習慣のある社員には喫煙のための場所が設置され、より頻繁に休憩が認められるということは、喫煙習慣のない社員から見ると不公平に感じる問題です。
『なぜニコチン依存症の社員だけを企業は優遇するのか』とアルコール依存症の社員が主張したら、従業員食堂の横に社員用のバーを設置するのでしょうか。
ニコチンが切れて集中できないという状況は、アルコールが切れて手が震えるという状況と差はありません。」
確かも筋が通っていますよね。
でも喫煙者にとってこのような傾向は辛いことかもしれません。
星野リゾートだけでなく他の多くの企業が喫煙者の採用を
しなくなれば「喫煙すると就職できない」ってことになりますから。
もちろん現在このような施策をとっている大企業は少ないですね。
というのも採用に関して喫煙者は採用しないとなると
「差別だ!」って意見がきっとでてくるからでしょう。
でも私はこれは「差別」ではなく「区別」だと思っています。
基本的に「個人が努力できること」が原因で採用しないのは
企業の自由だと思うんですよね。
例えば大手企業が「女性だから採用しない」っていうのは
原則としてNGだと思います。
「女性だったらできない仕事」である場合なら納得できますが
性別だけが理由で採用をしないのは「差別」です。
だって、女性はどんなにがんばっても男性にはなれませんから。
※性転換をすれば男性になれるっていう話は置いときます(笑)
同じように年齢や人種で採用しない理由も差別ですよね。
でも「喫煙」は努力すればやめることができます。
どうしても星野リゾートに入社したければ
タバコをやめるっていう選択肢をとればよいだけです。
だから喫煙が理由で採用をしないのは合理的な判断だと思います。
つまり喫煙が理由で採用しないのは「区別」です。
個人の能力で採用の合否が決まるのは
区別ですので問題はないと思います。
例えば企業の入社テストで合否が決まるのは
能力の差によるものですから問題無いですよね。
容姿で合否が決まるのはどうなんだろう?
ここで疑問に思うのは
「会社が身体的な理由で合否を決める」のは
差別に当たるのか区別にあたるのでしょうか?
例えば相撲の世界では身長が低いと新弟子検査に合格できません。
身長は生まれつきのものですから
伸ばすことはできませんよね。
※どこかの力士は身長が足らず頭にシリコンを入れたそうですが・・・(笑)
これって差別なのかな?
どうしても相撲取りになりたければこんな方法もあるんですね。
では企業が女子社員を採用するときに
顔や容姿で選ぶのはどうでしょうか?
容姿は変えることはできませんから
あからさまに容姿を基準にするのは差別になりますよね。
でも容姿も能力の一部だと考えるとどうでしょうか?
テレビ局の女子アナなどは
きっと容姿が採用の基準となっているでしょうね。
だって綺麗な人がテレビに出演したほうが
視聴率が取れるのは間違いないですから・・・
あなたは就職において
身体的な理由で採用が決まることはどう思いますか?
まあ、私としては容姿を採点にいれて貰わないほうが
いいと思っているのですが・・・